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食品でも摂取できるイミダペプチド

イミダペプチドは、食品で摂取できる健康成分です。とくに、抗疲労、痛風対策を気にする人たちに評判です。生活習慣病の予防の観点から、どちらかといえば中高年に注目されているきらいはありますが、若い人でも体をよく動かすアスリートに受けはよさそうです。

基本的に動物性食品

イミダペプチドが豊富な食品には、鶏胸肉、カツオ、マグロ、くじら等々があげられます。カツオもマグロも、世界の海をまたにかけるダイナミックなイメージがあり、戻り鰹など、脂ののり方で好みが分かれるでしょう。
イミダペプチドは、おもに動物の骨格筋に多く含まれる成分です。運動機能の向上を担う重要な成分であり、カツオやマグロが泳ぎをやめることなく、広い海中をずっと泳ぎ続けられるのは、この成分の効果によるものなのです。
とてつもない長距離を飛行する渡り鳥にも、イミダペプチドが多く入っています。野鳥を食品にするのは少々難しいでしょうが、鶏胸肉でも十分代用になってくれます。代用どころか、食品中ではトップクラスの含有量を誇るので、食事の多くに取り入れたいものです。
イミダペプチドは、動きをサポートする成分なので、基本的に動物性食品です。動物性を敬遠するあまり、植物性を求める向きもありますが、植物は移動するとしてもせいぜい、綿毛や花粉が風で飛ばされるくらいなので、代用品であっても動物性と同等の成分は望み薄でしょう。

目標は1日200mg以上

食品でイミダペプチドを摂取しようとする場合、関心の的になるのが、調理方法のことでしょう。食事で摂取できる量は、調理方法によっても左右されます。できれば毎日でも摂取したい成分なので、バリエーションを変えるなど工夫のしがいがあります。
カツオやマグロなら、お刺身でだいたい決まりというところですが、鶏胸肉はいろいろな料理に応用が利く食品です。イミダペプチドの摂取ということに特化した場合、鶏胸肉のベストな調理方法は、スープにすることです。
鶏胸肉のスープを作る際は、30分くらいかけてコトコト煮込むのがコツです。栄養素とうま味たっぷりのスープになり、下手なサプリよりか、よほど健康アップ効果たっぷりの料理となってくれます。
イミダペプチドの摂取量は、1日200?400mgが抗疲労や痛風対策に効果的とされています。したがって、目標は1日200mg以上で、鶏胸肉では50g超になります。きっちり計量するのはなんだか大変そうですが、通常の1人前が目安とみなせます。

サプリで補強

鶏胸肉でもカツオでも、イミダペプチドが豊富な食品は、毎日でも摂取したいものですが、ベジタリアンで動物性が苦手な人は多いことでしょう。魚や肉が好きな人も、毎日はさすがにきついかもしれません。そんな場合、必要に応じ食事に加えて、サプリを利用するのも1つの方法です。サプリで帳尻あわせすることで、全体としては十分な量を摂取できる形になります。